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| 卓越した技能者の表彰を受けました 小杉 章夫 … (2008年11月11日) |
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新聞等からの記事掲載のため自身への敬称はお許し下さい。 |
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| 北日本新聞 2008年11月27日付 ![]() 本年度の「現代の名工」 に選ばれた木製建具製造工 小杉章夫さん |
けさの人 「技を次の世代に引き継ぎたい」 障子やガラス戸、欄間などの建具を作り続けて五十年。伝統技能に新たな手法を取り込んだ高い技術力が評価され「現代の名工」に選ばれた。 「責任の重さを痛感している。さらに精進を重ね、技をしっかりと次の世代に引き継ぎたい」 数ミリ程度の細かな木片を組み合わせる「組子」技法を駆使し、規則正しく並んだ模様や、自然の風景を表現する。見る角度によって模様が変化する「浮光組子」、十字に交差する木材の接点を表裏ともに剣先が向き合うような形に仕上げた「両通し両面剣先留」など、独自の技術を編み出した。 大作になると製作は一年以上。根気が必要な作業だが「好きな仕事なので、苦労と思ったことはない。気分が乗ると寝ずに製作することもある」と言う。平成十六年に「とやまの名匠」に認定された。昨年の全国建具展示会では、長男の知之さん(四一)と一緒に手掛けた四枚戸の「春のしらべ」が内閣総理大臣賞に輝いた。 この道に入ったのは二十歳のころ。農業をしながら建具職人としての技を磨き、二十八歳で独立した。現在は妻の京子さん(六三)、知之さんと入善町で建具製造の「彩泉」を営む。六十八歳。 (勝田孝成朝日・入善支局長) この記事は北日本新聞社の許諾を得て掲載しています。 無断での利用はお断りしています。 |
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| 内閣総理大臣賞は社長が小杉章夫であり、小杉知之が製作しております。 | |||
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| 読売新聞 2008年11月11日付 ![]() 組子細工に取り組む小杉さん (入善町の工場で) |
入善の小杉さん 表彰 現代の名工 木製建具製造業 負けん気で技術磨く 卓越した技能を持つ「現代の名工」に、県内からは入善町小杉の木製建具製造業小杉章夫さん(68)が選ばれた。11日の表彰を前に小杉さんに喜びの声を聞いた。 戸や欄間に、細かく切った木材を組み合わせ、草花や風景を表現する「組子細工」の技術が高く評価された。建具職人としては県内初の「名工」に、「責任感で身が引き締まる思い」と語る。 組子細工では、1センチ四方にも満たない小さな木材を、ピンセットを使って組み合わせる作業を数万回繰り返す。建具のコンテスト「全国建具展示会」に出品するような大型作品になると、製作には1年以上かかる。それでも「作業中は夢中。つらいと感じたことはない」と話す。 建具店を経営していた伯父に誘われ、20歳で職人になり、28歳で独立、40歳ごろに初めて同展示会に出品したが、入賞を逃した。 そのときの悔しさが忘れられず、研修会があると聞けば他県にも赴いて技術を学び、絵画や工芸品の展覧会にもこまめに足を運んで、デザインを練ってきた。 努力が実を結び、これまでの同展示会での入賞歴は9回。妻の京子さん(63)は「まじめで、負けん気が強い人」と評する。 「お客さんに喜んでもらえるのが一番うれしい。いいものを作るため、まだまだ勉強せんならん」と意欲を燃やす。 この記事は読売新聞社の許諾を得て掲載しています。 無断での利用はお断りしています。 読売新聞(YOMIURI ONLINE)へリンク |
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| 朝日新聞 2008年11月11日付 ![]() 飾り窓用の建具に組子を施す 小杉章夫さん=入善町小杉 |
現代の名工に入善の小杉さん 精度と速さ 常に 新デザイン 挑む 木製建具製造 卓越した技能者を国が表彰する「現代の名工」に、県内から入善町小杉の木製建具製造工・小杉章夫さん(68)が選ばれた。 「技術に、これでいいということはない。仕事の精度や速さを常に追求している」。ガラス戸の腰の部分やついたてなどに、細かな木片を組み合わせて模様を施す。高度な伝統的技術だけでなく、新しい技法に挑戦し続けている。 農閑期に親類の建具店の仕事を手伝ったのが、建具との出会い。入善町建具協同組合で働き、28歳で独立。「自然に建具屋になった」というが、県の建具の展覧会を見て「自分ではできない仕事がたくさんある」と知る。すでに結婚し、子供もいて、修業には出られない。関東地方で開かれた研修会に何度も足を運び、技術の習得に励んだ。1981(昭和56)年の全国建具展示会に出品したが落選。悔しくて技術を磨いた。その成果がすぐに出て、翌年から5年連続入賞。83年の展示会では、ひし形の木片をかごの目のように交互に細かく組む伝統技術を施した作品を出品。「菱本捻組塵返し」と呼ばれる伝統的で高度な技術だ。今では業界の第一人者とされる。 99年に組子のデザインが見る角度によって変化する新しい技法を開発。昨年の展示会では、剣の先が四方から一点で交わった所に、対角線を引いた模様を両面に施した新しい技法を用いた作品で、内閣総理大臣賞を受賞した。 「新しいデザインに挑戦するのは楽しい。お客さんが安心して見られるデザインを心がけている」。探究心は旺盛で、工芸展や美術展などにも足を運び、色づかいやバランスの取り方など研究に余念がない。 この記事は朝日新聞社の許諾を得て掲載しています。 無断での利用はお断りしています。 |
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| 北日本新聞 2008年11月11日付 |
小杉さん(入善木製建具) 現代の名工 厚生労働省は十日、伝統工芸や工業技術など各分野で優れた技能を持つ本年度の「現代の名工」に、工業や伝統工芸など各分野の百五十人を選んだと発表した。県内からは木製建具製造工の小杉章夫さん(六八)=入善町小杉=が選ばれた。十一日に東京都内で表彰式が行われる。 精度高い「組子」技法 入善町で建具製造の「彩泉」を営む小杉さんは、伝統技能に独自の技術を加え、デザイン性に富んだ障子やガラス戸、欄間などを作っている。数ミリに加工した細かな木片を組み立てていく「組子」技法の精度は高く、かごの目のように組んでひし形の模様を表現する「菱本捻組塵返し」の第一人者だ。 見る角度によって模様が変化する「浮光組子」と呼ばれる新たな技法を編み出した。 「あらゆるジャンルの芸術作品に触れ刺激を受け、感性を高めてきた」と語る。 二十歳のころ、伯父の建具店を手伝ったのをきっかけに、建具職人の道に入った。二十八歳で独立し、県外の講習会や研修会に参加して技を磨いた。 全国建具展示会で数々の賞を受け、平成十六年に「とやまの名匠」に認定された。現在は全国伝統建具技術保存会副会長、全国建具組合連合会技術委員会副委員長を務めている。 昨年六月の全国建具展示会では、長男の知之さん(四一)と一緒に作った四枚戸の「春のしらべ」が最高賞の内閣総理大臣賞を受けた。「職人の道にゴールはない。さらに精進し、自分の技を高めていきたい」と意気込む。 この記事は北日本新聞社の許諾を得て掲載しています。 無断での利用はお断りしています。 |
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| 富山新聞 2008年11月11日付 ![]() 「現代の名工」に選ばれた小杉さん =入善町小杉の「彩泉」 |
現代の名工に小杉さん(入善) 卓越した組子技術保持 厚生労働省は十日、優れた技術、業績を持つ本年度の「現代の名工」に、工業や伝統工芸、食品関係など各分野の百五十人を選んだと発表した。十一日に東京都内で表彰式を行う。 富山県内からは、木製建具製造工の小杉章夫さん(六八)=入善町小杉=が選ばれた。 緻密な模様を障子や欄間に手作業で組んでいく「組子」の世界に小杉さんが飛び込んだのは、二十歳のときだった。家業である農業の傍ら修業を重ね、難しい技法を徐々に習得、一九六八(昭和四十三)年に小杉建具店=現在の「彩泉」=を設立した。 八三年の全国建具展示会に出品した「霊峰立山」に施した技法「菱本捻組塵返し」は、業界でも右に出る者はいないとされる。菱形の模様をかごの目状にねじったように組み上げたうえ、さらに骨組みに傾斜を持たせ、作品に荘厳さを与えている。 その後も高度な技法を独自に編み出し、昨年六月には富山市で開かれた全国建具展示会で「彩泉」として内閣総理大臣賞を受賞した。一代で築いた匠の技は長男知之さん(四一)へと受け継がれ、後進の指導にも情熱を注ぐ。小杉さんは「試行錯誤を繰り返し、難しい技にたどりついた。匠の心を後輩たちに伝えていきたい」と話している。 この記事は富山新聞社の許諾を得て掲載しています。 無断での利用はお断りしています。 |
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| 建設工業新聞 2008年11月11日付 ![]()
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現代の名工 小杉章夫氏(彩泉社長) お客様に本物を提供したい。 今年度の卓越した技能者(現代の名工)に富山県内から小杉章夫氏=木製建具製造工、轄ハ泉社長=が選ばれた。受賞を「責任が重くなる気がするし、自分が『現代の名工』にふさわしいのかなとも思う」と謙虚に受け止める。 長年、木製建具の製作に従事し、伝統的かつ高度な技能を有する。特に組子製作の技能に関して、菱型を細かく組んだ「菱本捻組塵返し(ひしほんねじぐみちりがえし)」の技術は業界において第一人者。常に「いかに精度を上げるか」に情熱を注ぎ「いいものを、本物をお客様に提供したい」との信念で仕事に打ち込む。 建具業界を取り巻く環境は厳しく、廃業も後を絶たない。県内の組合員もこの数十年で激減した。「業界自体が存続できるかどうか」まできているという。ハウスメーカーが増え、建坪が小さい上に和室が減る傾向にあるが、「今でもこだわりを持つお客様がいる。それに応えていきたい」。安易な低価格競争に乗らず、技能を高め、顧客の信用に応えてきた自負がある。 「とやまの名匠」として「技能塾」の講師を務めるなど、後進の指導育成にも積極的。ただし「技術的なことをいくらでも話す用意はできているけれど、なかなか聞きにこないんだよ」と少々不満気味。「いくら頭で覚えてもだめ。現場に出て、失敗しながら経験を積んでいくことが大事なんだ」とエールを送る。 この記事は北陸工業新聞社の許諾を得て掲載しています。 無断での利用はお断りしています。 |
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| 京都新聞 2008年3月6日付 ![]() 檜皮葺きのブースで実演する職人 (京都市東山区) |
伝統的建造物 保存技術を展示 屋根葺きや塗壁 職人の実演も 東山 伝統的建造物を保存する技術をパネルなどで説明する展示会「匠の技」が、京都市東山区清水の市文化財建造物保存技術研修センターで開かれている。屋根葺きや塗壁、畳、建具などについて、職人の実演も交えながら紹介している。 全国社寺等屋根工事技術保存会や社寺建造物美術協議会など、文化財建造物における各種技術の6つの保存団体が主催する。各団体がそれぞれブースを出店している。 檜皮葺きのコーナーでは職人が、桧皮を包丁などで厚さ約1.5ミリに切りそろえたり、何枚も重ね合わせた桧皮に竹釘を打つ作業を披露している。 塗壁では、断面が見えるようにした壁のほか、材料の土やわらを用意し、制作工程を分かりやすく展示している。8日まで(最終日は正午まで)。 入場無料。 (※この展示は終了しています。) この記事は京都新聞社の許諾を得て掲載しています。 無断での利用はお断りしています。 (※展示には全国伝統建具技術保存会として西本願寺での研修風景のパネル展示、組子の組み方講習、ミニ障子のプレゼントなどで参加し、当店も保存会の一員として全国建具展示会の内閣総理大臣賞受賞作品を展示させていだだき、多くの皆様にご来場いただきました。) |
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| 読売新聞 2005年03月13日付 ![]() |
北陸の名匠
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![]() 「霊峰立山」 1983年作
(縦176センチ、横は4枚で352センチ)
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風景モチーフにした労作
全国建具展示会に向けて製作した。当時、風景をモチーフにした建具は珍しく、あえて挑戦してみたという。数か月かけ、「締め切りの10日前ぐらいからはほとんど寝ないで」仕上げた力作だ。 地下に何十年も眠って黒さが加わった神代杉(じんだいすぎ)や赤っぽいチリ杉、ヒノキといった色の違う木を使い、連なる立山を表現した。 ひし形に細かく組まれた模様は、菱本捻組(ひしほんねじぐみ)という技法。組み上がりは、骨組みがかごの目のように交互になる。さらに「塵(ちり)返し」という、骨組みに傾斜をつける難しい技術を取り入れた。模様を目立たせようと、一部では白いヒノキを使った。 展示会に出品した後、自宅1階の洋間で使っている。「記念にもなるし、作っている間に手放したくなくなるものだよ」。20年余りがたっても、ゆるみもすき間もできていない4枚の戸が、腕を証明している。 略 歴1940年、入善町生まれ。60年、建具製造の見習い工となり、68年に「小杉建具店」(現在「彩泉」に名称変更)を設立して独立。96年から全国建具組合連合会理事、2002年から全国伝統建具技術保存会監事を務める。全国建具展示会で1982年から5年連続で入賞を果たす。その後、同展示会では、96年、99年にも入賞している。 無断で複製、送信、出版、頒布、翻訳、翻案等著作権を侵害する一切の行為を禁止します。 著作物の説明 http://www.yomiuri.co.jp/policy/copyright/ |
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